「ヘルパー」は、お年寄りや身体の不自由な人の身の回りのお世話をする人を指す言葉ですが、一般的には、利用者の家に行って訪問ケアをする人のことを言う際に使うことが多いそうです。
ここでは、そんなホームヘルパーに着目した話をしていきたいと思います。
ホームヘルパーは、利用者の家ごとのルールを厳守しながら、一対一でケアをするため、許容範囲外のサービスを求められがちです。
実際、なかなか断れずに悩む方は多くいらっしゃいます。
中には、「利用者の要望に答えたい」というサービス精神で受け入れている方もいらっしゃるかもしれません。
それは素晴らしいことですが、訪問施設のルール外のことをやってしまうと、トラブルに発展してしまう場合もあります。
事例としては、利用者の要望がエスカレートして業務過多になってしまう場合、医療行為の範疇に入るケアをしてしまい、責任を問われる場合などがあります。
前者のケースが常習化してしまうと、担当者が変更した際に、「◯さんはやってくれたのに」と他のスタッフが苦言を言われ、迷惑をかけてしまうこともあります。
自分にとっても他のスタッフにとってもマイナスなので、過剰にサービスをしてしまうのは禁物です。
もし、断りづらい場合は、サ責(サービス提供責任者)など、別の立場の方にできない理由を説明してもらうと良いでしょう。
後者のケースを実施してしまうと、医師法の法律違反として2年以下の懲役または100万円以下の罰金を課せられます。
自身の身を守るためにも、ここは曖昧にせず、しっかり説明するようにしましょう。